──新しいものを取り入れつつ、m-floならではの表現をいつも見せてくれますよね。
そうですね。それにm-floって、全部のオリジナルアルバムに物語があるじゃないですか。そういうふうにストーリー性を持たせてナレーションを入れてるのも、m-floならではだなって思います。
──全部通して聴くと見えてくる物語みたいなものがあって。
ちゃんと聴くと「つながってるんだ」ってわかりますよね。だからシャッフルして聴いたりできない。
──かしゆかさんはアルバム1枚通して聴くことが多いんですか?
そうですね。自分もPerfumeをやってるから特に感じるのかもしれないけど、アルバムの曲順には意図があると思うんですよ。1曲目にこれを入れた理由があって、2曲目にこれがきて3曲目をこうもってきて、だからそのあとの4曲目が生きる、みたいなものが。そういう作り手の気持ちが絶対あるはずだから、アルバムは必ず1枚通して聴きますね。どのアルバムもそうです。自分のアルバムも頭からちゃんと聴きたいし。
──かしゆかさんくらいの世代だと、1曲単位でダウンロードして聴く人が多い印象もありますけど。
アルバムを通して聴くっていう人は確かに少ないかもしれないですね。音楽やる側としてはちょっと悲しいです。「流行ってるからちょっと聴いてみよう」っていうのはもちろんいいと思うんですけど、それをきっかけにして、やっぱり愛情を持って大事に聴いてほしいなって思いますね。
──じゃあCDへの思い入れは強い?
そうですね。私はあんまりネットで買ったりはしなくて、どうしても探せなかったりとか、どうしても今すぐ聴きたいとかじゃない限りは、なるべくお店に足を運んで買ってます。そのアーティストがどんな人っていう情報は知らなくても、ジャケットを見て、CDショップで試聴して、「このアルバム好きだな」って思って買うことが多いです。好きなアーティストだとなおさら盤を持っていたい。歌詞カードの中だって人それぞれじゃないですか。歌詞の行の分け方とか、スペースの空け方とか。アルバムのイメージに合わせた写真があったり、CD自体もデザインされてたり。そう考えるとやっぱり盤に愛情を感じますね。






